2007年8月24日金曜日

今日も元興寺☆地蔵会まんぷく供養夢まつり

昨晩に引き続き、今日のお昼の元興寺地蔵会では・・・

奈良の個性派プロ料理人のこだわり屋台が出るので、朝から仕事をさっさと片付けて自転車でキコキコと食いしん坊夫婦出動いたしました(笑)

こだわり屋台主催は「蛍の会」・・・

奈良県内で飲食業を営む若手料理人達が奈良の食文化の発展と向上を目的として作られた会なのですが、
とにかく皆さんお祭り好きの楽しいこと好き!
そんな料理人達が一日限りのこだわりメニューをスペシャルな内容で(もちろんお値段も)提供されているのです。

まずは受付にて大きなトレーと一人一膳のお箸をいただき、目指すはお目当てのお店へGO!



12:00前に着いてももうこんな人出です。

お目当てのお料理を満載していただきま~す!



100円の大和牛肉のコロッケから大体メニューは500円まで。
屋台は18店舗が出店されて、毎年たくさんの方が楽しみに来られます。

「まんぷく供養夢まつり」その名の通り、おいしく食べてお腹もまんぷく♪心もまんぷく♪
お店の人たちも、来られる人たちも、みんなが楽しんでいる夢まつりでした。

昨晩に引き続き、元興寺への拝観料は不要です。

お昼の境内はこんな感じです。

 

もう花の盛りは過ぎていますが、石仏の間には桔梗が咲きみだれていて綺麗です。

 

飛鳥時代の瓦が残る極楽坊の屋根はこんな感じです。



ちょっと色が変わっているところ、わかりますか?

世界遺産のお寺でこんなにのんびり寛いで、ゆっくり遊んでお腹いっぱい♪
本当に楽しいひとときでした。

2007年8月23日木曜日

元興寺地蔵会万燈供養

奈良町にある元興寺では毎年8月23日・24日に「地蔵会万燈供養」が行われます。

この元興寺は、平城遷都に伴い藤原京にあった日本最古の仏寺、飛鳥寺が移転したもので世界遺産でもあります。
屋根は行基葺という屋根形式で、なんと!一部分に飛鳥時代の瓦も残っているのです。

「地蔵会万燈供養」では、まずお皿を買って(1000円)、ここに墨でお願いしたい事と名前を書き、灯心となる縄を乗せ、油を注いでもらいます。
そして、境内のたくさんの石仏の前に火をつけたお皿を並べます。





たくさんのお地蔵さまや小さな石仏の前にゆらめく灯りのきらめきが何ともいえない美しさ!



元興寺は、もとは興福寺と同じくらい敷地のあったお寺だったのですが、平安時代の中頃になると次第に勢力が衰えて荒廃し僧侶のいない時期があったそうです。
現存するのは極楽坊とよばれた僧房の一部だけとなってしまいました。

極楽坊(国宝)の中では、東大寺や興福寺、薬師寺、唐招提寺などの長老の方(皆さん達筆です!)や、奈良在住の芸術家(個性的な作品が多かったです)、そして政治家や有名人の方が描かれたお盆灯籠が飾られています。
お~!とびっくりする方もいらっしゃってひとつずつゆっくりとお名前を拝見していくのも楽しみです。



極楽坊正面の前には蓮の花が・・・。



そして元興寺にはもうひとつ、須田剋太画伯が奉納された衝立があるのです!
普段は閉まっている障子が、この日だけは少しだけ開いて、こそっと見ることができます。

障子の隙間からパチリと撮ってきました^^

 

「地蔵会万燈供養」 8月23日・24日 17:30~21:00 お問い合わせ 元興寺 0742-23-1377

二日目の24日には、「まんぷく供養夢まつり」と名うち、境内で奈良の料理人達が屋台料理を出されます。

ふふ、これがまた美味しいのです!
明日は勿論レポに行ってきま~す♪

「まんぷく供養夢まつり」 8月24日 12:00~ お問い合わせ 蛍の会 

2007年8月21日火曜日

レインボーラムネ

今や全国的な人気で中々手に入りにくいという噂のラムネが、奈良倶楽部の近くの和菓子屋さんに売ってました。

先日お泊まりいただいたお客様から教えていただいて(地元に住んでいながら灯台もと暗しでした^^)
早速近くの萬林堂さんまで走りました。


 



萬林堂 
転害門から一条通りを西に入ってすぐ右側にあります。
月曜日定休

一粒ひと粒が大きくてまん丸かわいい形のラムネです。









ひと粒食べたらやめられない美味しさ!

しっかりした歯ごたえと甘酸っぱい爽やかさがクセになってしまいます^^
ラムネにはクエン酸が入っていて、ちょっと疲れた時に口にほうりこむとほどよく気分がリフレッシュ☆

イコマ製菓のレインボーラムネは萬林堂さんでは小袋(90g)に入って100円で販売されています。
こんなかわいいクマさんのラムネもありました。(1個10円)

2007年8月15日水曜日

東大寺万灯供養会

お盆の宗教行事でもある東大寺の万灯供養会に行ってきました。

奈良倶楽部を始めた年(1989年)はまだあまりお客様も多くなく年間通してこれはと思う行事をほぼ制覇していたのですが・・・・この最近は多くの人で賑わうほとんどの行事が、こちらの仕事の忙しさと比例するためによほどでないかぎりは出かけて行けずにおりました。

今回はブログを始めたせいもあり「取材」と称して思い切って出かけてみました。

その最初の一年に行ったことがある奈良の行事の中でもとりわけ印象深かったのがこの「万灯供養会」。

ご存知、観相窓が開いて大仏さまのお顔を外から拝むことができるのです。



中門をくぐると目の前には大仏さま、そして大仏殿に続く石畳に整然と並べられた灯籠のゆらめく灯りの数々。

最初に見たときの印象は何ともいえない荘厳な世界!

幻想的な灯りの道が続く向こうには神々しいばかりの大仏さまのお顔がまばゆく輝いて・・・

本当に何も言えなかったです。

 


そして、今晩久しぶりにその雰囲気の中に行きました。

やはり昔も今も変わらない厳かな姿の大仏さま。

中門から中に入って思わず合掌。
ため息が出るくらいの美しい風景でした。

南大門から大勢の人並みの中に順番に並んで、きっと大変な人出だったでしょうに、不思議と中門をくぐった途端にそんな回りの人込みが気にならなくなって、私一人の世界に入れるのです。

大仏さまの前まで進んで、また合掌。

こんな時、私事や瑣末なこと普段お願い事をするような小さな出来事は頭から吹っ飛ぶものですね。

終戦記念日が朝から頭から離れない一日だったこともあり、なぜだか祈りの言葉として出たのは「世界中が平和でありますように!」という曖昧でもあるけど本心でもある言葉でした。

出口では、アルバイトの学生さんかもしれない作務衣を着たお兄さんが一人一人に「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げておられます。

大仏殿の前は押すな押すなの人だかりでしたが、帰りの道中、大仏池のあたりは誰もいなくて、もう虫の音が秋の訪れを告げているようでした。

デジカメで撮った写真は三脚禁止だったのでかなりのピンボケでごめんなさい^^

高円山では大文字の送り火が。
飛火野から眺めて撮った写真、こちらもかなりの腕前ですが(笑)



◇東大寺万灯供養会 毎年8月15日19:00~22:00

何時に行っても、中門まで入場するのに南大門前くらいから並んでいました。
南大門から入場できるまでの時間はおよそ15分くらいでした。
入場できる人数もある程度制限されているので、門の中に入ったらそれほど混雑した印象はありませんでした。

◇高円山大文字送り火 毎年8月15日20:00点火

やはり飛火野からがよく見えます。大仏殿前や春日野園地などからは木々が邪魔をして見えないので、20:00に合わせて大仏殿を先に行くか後にするかになりますが、大仏殿を後にした方が少々すいているようにも思いました。

2007年8月9日木曜日

二月堂およく



毎年8月9日は、東大寺二月堂の「およく(功徳日)」という有り難い日です。

今日、二月堂に参詣すると46000回参詣したのと同じ功徳が得られると伝えられています。

今日一日で46000回!?
これって123年分相当なんですが、やっぱり二月堂さんは大らかさが桁違いだな~と改めて感心しています。





二月堂といえば、お水取り。

奈良倶楽部が開業したのは、そのお水取り(修二会)真っ最中の3月11日だったということもあり、私の中では一年の始まりがお水取りからといっても過言ではないほど一つの節目であり、二月堂への想いも、片思い的に「大好きな場所!」と恋焦がれています。
勿論お客様へのイチオシのお薦めスポットでもあります。

そして長い間、平穏無事にやってこられたのも二月堂さんのお蔭かな・・と折に触れ感謝。

二月堂は何しろ拝観自由なのがいい!
だから朝早くのお散歩も夜遅くに訪れるのも自由だし、
舞台の上から大仏殿の向こうに遠く見える生駒山を眺めたりしてほ~っと深呼吸したり(夕焼けが綺麗ですよ!)、
修二会の時は、夜空に舞う大松明の炎の乱舞に心躍らせ、深夜の業に参篭しては厳かな雰囲気に触れたりと・・・いつもここを訪れるたびに、気持ちが大きく大きくなれるのが嬉しいのです。

「およく」・・・一度のお参りで46000回分のご利益が!
やっぱり太っ腹な二月堂さんですね。


たくさんの方が参拝に訪れています。



今日は舞台の正面だけでなく東西南北四方に祀られている仏さまにもお参りでき、老若男女大勢の参拝客で賑わってました。
福引があったり、みたらし団子やオハギも販売されていて縁日的な賑わいも見せていました。


そしてそして・・・

来月9月17日には、ここ二月堂で「十七夜盆踊り」が行われます。
これも大好きな行事なんですが、修二会で神妙にお声明をあげられていたお坊さんが盆踊りの時には屋台の売り子さんに変身されたり、盆踊りの踊り終いにふさわしく全国から踊り手さんが駆けつけて、それはそれは楽しいパフォーマンスを繰り広げられたりと、やっぱりここでも二月堂の懐の深さを感じてしまうのです。

盆踊りの様子は、またこのブログでもアップいたしますのでお楽しみにね。

2007年8月7日火曜日

大仏さまお身ぬぐい

 


今日は、大仏さまにたまった一年分の埃を払う「お身ぬぐい」が朝から東大寺で行われました。

奈良倶楽部にも、このお身ぬぐいに参加されるお客さまがお泊りで、早朝5時過ぎにお出かけになられました。




私「すごいですね~。やっぱり大仏さんに登れるんですよね~」
お客様「いやいや、あれは専門の鳶職の方ですよ。僕らはせいぜい手の平か、膝の上までですよ。」
私「手の平でもすごいですよ~!」
お客様「いや~、ひょっとして初めての参加だから、回廊の掃除の方に回されるかもしれないし・・・」
私「・・・・」


午前7時から大仏の魂を抜く法要をした後、約200人の僧侶や信者さん達が白い装束に身を包み作業を開始されました。
大仏の膝や手の上に登り、はたきや箒で細部まで埃を払って、大仏さまはすっかり黒光りするいいお顔に戻りました。

早速、奈良倶楽部も写真特派員が撮影にかけつけました。(って、アマチュア写真家の実家の父ですが^^)
メールで撮りたての写真を送ってくれましたのでご覧くださいね。

2007年8月6日月曜日

なら燈花会

  
昨晩から始まりました「なら燈花会」も今年で9回目を迎え、
すっかり奈良の夏の夜の風物詩として定着し、多くの方々が灯りのゆらめきを楽しみにお越し下さってます。

私も久しぶりに燈花会に出かけました。

ここ2~3年だんだん人出が多くなって、人の多いところが苦手の私は極力避けていたところもあったのですが・・・

でも行ってみてびっくりしました。

初めて見たときの感動が蘇って、とても素直に綺麗!綺麗!と感嘆の声をあげ、
無心に光の花畑、灯りの帯の中を歩き回りました。




あ~、本当に綺麗!

光りの海の中をたゆたうような・・・
広い奈良公園いっぱい、ろうそくの灯りがゆらめいて・・・
その光の中をそうっと歩いてみたら・・・

気持ちがすうーっと軽くなって・・・・
あ~いいなあ☆

燈花会・・・・
きらめく光の中へどうぞ遊びにいらしてくださいね。


 
今宵は鹿も眠れない・・・

2007年8月3日金曜日

燈花会を楽しんで美味しいお食事も♪その2


穀菜食と自家製ハムとベーコンのお店 はちみつ


ごはん芽屋


生パスタ屋 らんる


燈花会へ行く前にお食事をするならここ!

奈良倶楽部から近いお店を3軒ご紹介します。(歩いて10分くらいかな)

3軒のお店に共通しているのは・・・・・

どちらも、古い街並み残る「きたまち」エリアにあって、
古い町家や長屋を自分たちで改装して素敵なお店にされていること。
そしてとっても美味しいお料理を手間ひまかけて作って下さってます。
今回も燈花会期間中の営業時間&特別メニューのご紹介です。
普段の営業時間などとは少し違いますのでよろしくお願いします。

◇はちみつ
 Tel:0742-24-2178
・燈花会期間中(8/5~8/14)の夜は休まず営業され、『燈花会ごはん』を特別メニューで作られてます。  17:00~20:30 close
・お昼は通常通り、月・火はお休みです。
・特別メニュー1500円コースと2000円コースの2種類をご用意。
・数に限りがございますので、ご来店前にご予約ください・・ということです。

◇ごはん芽屋
 Tel:0742-22-6472
・通常通り営業(木曜日定休)されてます。
・昼ご飯 11:30~14:00LO ・・・お魚かお肉、小鉢2つ、ご飯、味噌汁 880円
・晩ご飯  17:30~20:00LO ・・・お魚かお肉、小鉢3つ、ご飯、味噌汁、デザート 1500円
・ おうちのご飯というメニューですが、旅に出て外食ばかり続いたお腹にほっとできる献立ばかりでお薦めです。

◇らんる
 Tel:0742-23-6494
・ふだんはランチのみの らんるですが、燈花会期間中は
8/10(金)、8/11(土)、8/12(日)の3日間のみ夜の営業をされます。
・季節野菜の冷静パスタや直火焼きピザなど燈花会限定メニューです。
・古い町家を改装したお店のしつらいはモダンな感じでどこか昭和レトロな雰囲気を漂わせています。期間中らんるに灯りがともって幻想的な雰囲気の中でお食事をお楽しみください。
・手打ちの生パスタは塩味控えめの優しい味、野菜の使い方もどこか和風で味わい深いです。



奈良らしい情緒あふれるお店でほっこり寛いで・・・・
                  灯りのともる燈花会会場へ・・・・



2007年8月1日水曜日

燈花会を楽しんで美味しいお食事も♪


飛鳥園のお庭


下々味亭


ムッシュ・ペペ


まもなく今週末から燈花会が始まりますね。

奈良倶楽部にお泊りのお客様も、期間中はごゆっくり見学される方が多くて、
ほとんどのお客様がご夕食無しのプランでご予約くださってます。

でもでもどこかでお食事もとらないといけないし・・・
どこかお薦めのお店を・・・・・。

燈花会のいくつかの会場に一番近くて便利かなという点と、
もちろんお料理の美味しさでも折り紙つきということで、
国立博物館の向いに位置する3軒のお店をご紹介いたします。

◇「フレンチ・カフェ ムッシュ・ぺぺ」
 奈良市登大路町58-1 Tel:0742-26-7709

・燈花会開催中(8/5~8/14)は無休で夜11:00pm近くまで営業しています。
・ビヤガーデン形式でスペイン風のタパス(小皿料理)で召し上がっていただきます。

◇「下々味亭」
 Tel:0742-26-2338

・燈花会開催中(8/5~8/14)は無休で9:45pmまで営業しています。
・お食事はカレーのみですが、カフェメニューが充実しています。

◇「仏像写真ギャラリー 飛鳥園」
 奈良市登大路町59 Tel:0742-22-5883

・8/10~8/15 6:00~10:00pmの期間のみビヤガーデンをオープンします。
・8/10~8/13はご予約のお客様のみ。8/14,15はご予約なしで大丈夫です。
・インドネシア風のお料理各種ご用意しています。

どちらのお店も営業時間や営業日、メニューなど全て燈花会期間中のみの特別のものです。
普段の営業日やメニューについてはお問い合わせくださいね。