2007年9月20日木曜日

当尾の里を歩く~その3 浄瑠璃寺

まずは山門へ続くこの参道・・・



山門をくぐる前から、この小径の風情にすっかり心うばわれてしまった人も多いのでは・・・?

今の季節、萩の花が咲き始めていました。



またヨメナや水引草、そして名も知らぬ野の花たち・・・

 


ここのお寺は、中央に宝池、東岸が現世の「此岸」で薬師仏(重文)をまつる三重塔(国宝)、対岸の西岸が来世の「彼岸」で九体阿弥陀如来像(国宝)をまつる阿弥陀堂(国宝)・・・と極楽浄土伽藍を表現する浄土式庭園(特別名勝及史跡)なのですが、




そんなお寺の境内のあちらこちらにも野の花が咲いていて・・・
そしてノラちゃんものんびり寛いでいます。

創建当時の平安時代のままの面影を残している古寺でありながら、さり気ない素朴な佇まいの浄瑠璃寺。
朱塗りの三重塔も阿弥陀堂も、木立の中に見え隠れしながらまわりの緑豊かな自然の中に溶け込んで素晴らしいお寺です。



◇浄瑠璃寺

拝観時間:3月~11月 9:00~17:00
     12月~2月 10:00~16:00
拝観料: 300円
tel : 0774-76-2390

秘仏公開 ・吉祥天女像 毎年1/1~1/15、3/21~5/20、10/1~11/30
     ・薬師如来像 毎月8日、お正月の三ケ日、春秋彼岸の中日(好天の時のみ)

博物館へ出ている仏像 ・馬頭観音像(重文) たまたまこの9月一ヶ月間だけお里帰り中でした。
           ・四天王像(国宝)のうち、多聞天、広目天が国立博物館へ。

◇浄瑠璃寺から帰りのバスの時刻表・・・この道程で歩いてみると、ちょうどお昼頃に浄瑠璃寺に到着しましたので、お昼前後の時間帯のみ記しておきます。

JR奈良駅・近鉄奈良駅行きは、13:11、15:10 (奈良まで約25分。570円でした。)
JR加茂行きは、12:06、14:06です。

そして今日のお楽しみは、そば処「吉祥庵」。

こちらのご主人、守田蔵さんは晩年の白洲正子さんと交流のあった信楽の陶芸家。
以前に知人の個展で奈良倶楽部にお越しいただいたこともあり、一度お邪魔したいと楽しみに伺ったのですが・・・


あらあらお休み・・・ん?個展の会場は奈良倶楽部のご近所「五風舎」さん!
それでは早速奈良に戻って行ってみましょう。   ・・・・続く

◇吉祥庵
営業時間:11:00~17:00
お休み:不定休
tel: 0774-76-4007

小さなホテル奈良倶楽部