2008年3月2日日曜日

修二会こぼれ話⑩~火の粉が舞い流れるお松明~

やっぱりうずうずしますね♪
昨日初日の土曜日はさすがにお客様が多くて出かけられませんでしたが、
今日こそは、お松明にお出かけのお客様の後を追うように
私も二月堂まで、やっぱり今年も
このお松明の雄壮華麗な火の粉の舞いを見なくては始まりません。

早足で歩いてちょうど15分、
7時2~3分前に二月堂到着です。
あまりの人の多さにベストポジションは諦め、
登廊の入り口で最初の3本ほどを見学しました。

両側の壁には、これから使うお松明が架けられています。

7時前、竹箒を持った男性が数名上って行かれます。
(よく注意して見ていると、お松明の間あいだに舞台の上や欄干に落ちた火の粉を掃除されていますよ。)


7時ちょうど、堂内の明かりが一斉に消されます。

まずちょろ松明を持った加供奉行が登廊を2回ほど登り降りするといよいよお松明に火がともります。
これがちょろ松明。
何年か前に東大寺にご縁のある方からいただいたものですが、
毎年この時期には奈良倶楽部の一角を飾ります。

そして・・

登廊の入り口から、いよいよお松明に火をつけて、
童子さんが担いで上がっていかれます。


      

登廊を上がって舞台の上に着いたら、
まず北の回廊で松明を大きく突き出しここで火の粉を少し落とします。
こうすることによって、少し松明が軽くなります。


北の回廊から南の回廊まで、一気に舞台を走ります。
欄干の上をくるくるまわりながら火の粉が振り落とされていきます!




南の回廊で大きくお松明を突き出して、最後の火の粉を振り落とします。





小さなホテル奈良倶楽部