2009年1月29日木曜日

京都へ「祇園 又吉」

先日のことです。
京都在住の素敵なお二人の方から、友人と私の4人で
美味しいものをいただきながら楽しくお喋りしましょうという
お誘いをいただきました。

私以外の3人さんはいわゆる団塊の世代の方達。趣味も知識も幅広く
いつまでも若々しい好奇心と前向きな気持ちを持った方達。
初対面ではないけれど、親しい時間を過ごすのはこの日が初めてだから
お会いするまで私はちょっと緊張気味でした・・・。

でもでも私の小さな緊張はまったくの杞憂に。
洒落た話題にユーモアとエスプリがピリッと利いた会話が
楽しくてたまらない。心の底から楽しんだひとときでした。

こういう風に打解けて、親しい気持ちを表せたのも
美味しいお料理の力も大きかったのではないかなあ・・・。

帰りの電車の中で「楽しかったなあ」「美味しかったなあ」と
思い出しては、ひとりで心の中で呟いてばかりでした。

美味しい料理にはそういう化学反応を起こす力があるんだ、きっと。

前置きが長くなりましたが、先日お邪魔した「祇園 又吉」さんの
お料理が素晴らしく美味しかったので、ご紹介させていただきます。

 「祇園 又吉」
お店の名前は、書家 石川九楊氏が書かれたもの。

老舗旅館「炭屋」で料理長を務め、昨年3月に念願のお店を持たれた
「又吉」の若き料理人 又吉一友さんの料理はとても細やかで
素材の美味しさを存分に引き出した丁寧な味付け、そして季節感ある
美しい料理・・・最初の先付けで感嘆の声が上がって
(この時は、写真を撮るのは失礼かな・・と遠慮中の私、なので
先付けの写真はないのですが、次に出された煮物椀でクラクラっと
ブロガー魂に火が付きました。)

 椀物 甘鯛のみぞれ煮
刺身 
大根の細工が美しい 
 関鯖のお寿司 生姜のワイン煮(これ絶品) 
酒肴として楽しめる八寸
車海老の旨煮・サヨリの骨せんべい・助子入り鯛しんじょ。
湯葉と大徳寺麩の和え物。浜ボウフウの胡麻和え。このわた。
あんきもの鼈甲煮。たらば蟹の内子の塩辛などお酒が進みますな♪
大和芋と百合根の芋寿司 
水菜と茸のさっと煮 

この次に、鱈の白子の石焼が出たのですが写真撮り忘れ。
この頃には、次々に出される料理を堪能しながらも
至福の時間がいつまでも続くことを願って味わって(思い出しても♪♪)

鮒寿司とブルーチーズの味噌漬け  
 スッポンです。
ナマコです。


大根とお揚げの入ったご飯は土鍋で炊いたもの。美味しい!!

 デザートはフルーツと
ジブースト 

奈良京都と旅する方も多いと思いますので、京都でお泊まりの機会に
是非一度「至福のひととき」を味わってみて下さい☆

「祇園 又吉」

住所:京都市東山区祇園町南側523-8
tel: 075-551-0117
定休日:水曜日
営業時間:18:00~21:00L.O.(要予約)
おまかせコースは10500円、13650円、15750円
(私達がいただいたコースは10500円です。)

小さなホテル奈良倶楽部