2009年6月30日火曜日

夏越の大祓

今日で2009年の半分が過ぎたことになるのですね。
同じように感じてらっしゃる人も多いと思いますが、本当に月日が経つのは早いです。

一年の折り返し地点である今日、6月30日には、あちこちの神社で
「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が行われます。



知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを祓い去り
無事にこれからの暑い夏を乗り越えられるようにとの願いをこめて行われる神事で
「茅の輪」をくぐって、罪穢れを清めます。

昨晩ご宿泊いただいた奈良大好きな旅人さんが、十津川の玉置神社の「夏越の大祓」に行ってきま~すと
今朝早く6時過ぎにチェックアウトされました。
奈良県下の多くの神社で行われるこの神事。さて、どちらでお祓いしていただくのが霊験あらたかかしら?

と、いっても遠くへは行けませんので、近くの春日大社へ。
それも大祓えの行われる15:00前にひっそりと茅の輪をくぐってきました。

・・・茅の輪のくぐり方は・・・
「水無月の夏越の祓する人は 千年の命延ぶというなり」
(みなづきの なごしのはらえ するひとは ちとせのいのち のぶというなり)
という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜けます。

でも私は、つい心の中で願い事をぶつぶつむにゃむにゃ唱えてしまうのでした・・・。

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春日大社までの道中で赤ちゃん鹿を見かけましたよ♪


     
          

かわいいなぁ!小さきものの存在はそれだけで愛しいですね。

2009年6月29日月曜日

水無月の読書時間と智林堂書店ご案内

今月は、私にしては、たくさんの本を買った。

・・・買った。ん?買っただけですか?
はい。いえ、ちゃんと読んでます。積読にはしていませんって。

話題の本も只今夢中で読んでます。

「カフェリノワ」で出張古本屋を展開中「ぼちぼち堂」さんからもたくさん。
以前にも書いたけれど、ぼちぼち堂さんセレクトの本って、ちょっとツボにハマるんだわ。
今回は、旅の道中に読もうとハートウォーミングな本を選りすぐって。
本の趣味は乙女でしょうか?→ 

そして探してもらっていた本も智林堂さんから連絡あり。
新刊の方は、いずれ古本で出回った時にでも・・・。

たまたま智林堂さんに伺ったら、店番がちりんさんの日だったので
ちょっとあちこち写真を撮らせていただきました。

奈良本コーナーはかなりの充実度☆ 

ちょっとハードな研究書や学術書も揃っていますよ。
そして、文庫本や新書の数もすごいです。
文庫本は200~300円が平均価格。旅の帰りの道中に買って帰るのもいいですよね。
(ちょこっと宣伝*売上げ協力隊でした^^)

2009年6月28日日曜日

仲裁犬

梅雨の晴れ間に真夏日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしですか。
近頃すこしブログの更新が滞り気味でしたが、私は元気です。

でも、まだ夏が始まったばかりのこの季節に、こんな蒸し暑さではやっぱり身体がついていかないですね。
そんな時こそ健やかに過ごせるようにと、日々の暮しを色々工夫したり、仕事のことや
目の前の出来事やらに精一杯な毎日。充分な安眠も十分過ぎるほど取っているので
中々ブログのアップが出来ずに過ごしていました。

・・・こうして書かない日を過ごすとそれもまたすっきり、というか
少々の出来事なら、もういいかな・・・とか思ってしまったり。

でも、まぁそんなことをしているとずっと更新できなくなりそうなので
今日は少し身の回りの話題を・・・。犬の話ですが。


要介護4の義母と突然同居することになった話は以前に少し書いたことがあるのですが。
家族が一人増えることによって、我が家の愛犬グーが家族内においてどのような立場を取るのか?

何しろ彼女は、我が家の娘・息子がそれぞれ18歳で家を出て行ってからの月日を
私達夫婦の一番の子供として君臨していましたので、子供たちが帰省した時などはすこぶる機嫌が悪いのです。
その子供たちが東京へ戻って行った後の、母親のぽっかり空いた心の寂しさを
これまたたっぷり甘えて癒してくれるのも、この犬でないとできないことなのですが。

で、グーがどのような態度を取っているかという話ですね。
それが不思議なことに、弱き者を助けるのは自分だとばかりに博愛精神をふんだんに発揮しているのです。

車椅子で移動する時は必ず先導(? グーはそのつもり)してくれるし。
デイケアの送迎も、お見送りにお迎えと率先して見守ってくれるので
今ではすっかり介護スタッフの方達の人気者になっているし。
ちょっと認知気味の母がとんでもない行動に出て私達が怒り倒してしまうと
そっと義母に寄り添い手をなめてたり・・・と。犬にそんな態度を取られると怒るものも怒れない。

ずうっと昔に子供たちが夫にえらく怒られた時も、グーが泣きじゃくる子供の手をテーブルの下で
そっとなめていた時があって。そういう時って、その場の空気がすっと変わるのですよね。不思議と。

そんな感じで、近頃の(というより、昔から)グーは、家族間の接着剤のような役割を担っているのですね。

グーを見ていると、梨木香歩さんの『家守綺譚』に出てくる犬のゴローが「仲裁犬」として名を馳せているのを思い出したのです。
犬にはきっと、その場の空気を丸く収めようとする能力が備わっているのでしょうね。
イガイガとした気持ちをなだめてくれる「仲裁犬」。我が家のグーにもその称号をそっと与えてみよう。

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あと2ヶ月で15歳を迎える老犬と、7月に入ったら信州への車の旅。
犬の年齢を考えると長旅も心配なのですが、預けて行くよりは一緒の方がいいかなと。
旅行中の天気予報はずっと雨模様なので犬にはストレスかもしれない。色々気をつけてあげないと。

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ということで、7/1よりしばらくお休みをいただきます。
信州で2泊した後、犬と夫は車で奈良に帰るのですが、私は娘と合流して久しぶりの母娘旅行。
奈良倶楽部も7/6までお休みです。
ご予約メールをいただいたお客様への返信メールは、7/6(月)以降になりますが、ご了解ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2009年6月24日水曜日

7月のお出かけ情報


7月に行われる伝統行事や特別公開やイベント情報など
奈良への旅のご参考にどうぞ・・・☆

<<特別公開>>

◇7/1~7/5 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺「毘沙門天王」秘仏特別開扉
 日本で最初に毘沙門天王が現れたといわれている信貴山では、
 毎年7月3日に御出現大祭が行われています。その前後の期間に、
 弘法大師がお祀りになったといわれている中秘仏である毘沙門天王尊像が開扉されます。
 拝観料:500円
 問合せ:信貴山朝護孫子寺(tel:0745-72-2277 )

◇7/5 11:30頃~16:00 東大寺「俊乗堂」特別公開
 鎌倉時代に大仏殿などを復興した俊乗房重源上人のご命日に、
 俊乗堂(元禄年間に公慶上人が重源上人の功を讃えるために建立)中の
 日頃非公開の重源上人坐像(国宝)が一般公開されます。
 ※俊乗堂は鐘楼の傍に建つ。入堂無料
 問合せ:東大寺(tel 0742-22-5511)
 
◇7/7 9:00~16:00 興福寺「三重塔内陣」特別公開  
 興福寺の弁才天は、窪弁才天と称し、弘法大師が天川の弁才天を勧請したと伝えられる。
 三重塔内に安置してあるこの窪弁才天像をお祭りするため、一年に一度法要が営まれ
 この日に内陣が拝観できます。興福寺といえば五重塔が有名ですが、三重塔も。
 南円堂西側に建ってる現在の塔は、鎌倉時代初期に再建された建物で、
 内陣四方の板には、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来がそれぞれ千体ずつ描かれています。
 問合せ:興福寺(tel:0742-22-7755)

<<伝統行事>>

◇7/5 10:30~ 龍田大社「風鎮大祭(ふうちんたいさい)」
1300年の歴史を誇る祭りで、暴風洪水がおこらないようにとの祈願を込めて行われます。
 午前中に祭典を行い、午後からは様々な神賑行事(かみにぎわい)が行われます。
 最後は迫力ある風神花火で締めくくられます。(風神花火は21:00頃~ )
 問合わ:龍田大社(tel:0745-73-1138 )

◇7/7 10:00~12:00 「奥田の蓮とり行事 」
 大和高田市大字奥田には、この日朝暁から多くの修験者が訪れ、
 捨篠池(すてしのいけ)では蓮とり船も出て、蓮切りが行われます。
 ここは、役小角の母、刀良売(とらめ)が住んでいたところです。
 役小角が産湯をつかったところともいわれる弁天神社の周囲の蓮池から、
 清浄な蓮の花を特別に集め、蔵王権現にお供えします。
 蓮切りが終わると、修験者達は、町内の行者堂、刀良売の墓、弁天神社などに蓮華を献じ、
 古式にのっとり採燈大護摩供を行ったのち、吉野山へ向かって出発します。

 場所 : 大和高田市大字奥田
 交通 : 京都駅から近鉄京都線橿原神宮前行き特急で45分、大和八木駅乗り換え、
     近鉄大阪線で4分、大和高田駅下車、無料臨時バス運行
 問合わせ:大和高田市文化振興課(tel:0745-53-8200)

◇7/7 13:00~18:00 金峯山寺蔵王堂「蓮華会・蛙飛び 」
    ※蛙飛び行事は16:00頃
 大和高田市奥田・弁天池の蓮の花を蔵王権現に供える法会。
 問合せ:金峯山寺蔵王堂(tel:07463-2-8371)

 参考までに(以下 奈良県観光情報大和路アーカイブより)
  ■蓮華会
    奥田からはるばると蓮華を携えてやってきた修験者一行を、ロープウエイ吉野山駅まで、
    蔵王堂の僧や信徒達、それから太鼓台に乗った大蛙が迎えに行きます。
    両者は合流し、大行列となって吉野山の町並みを練り歩き、
    蔵王堂に到着すると、ここで蓮華会の法要が営まれます。
 ■蛙飛び
    法要が一段落すると、さあここからが大蛙の独壇場。
    寺伝によると、白河天皇の延久年間(1069~1074年)金峯山に登って修験道を侮辱した男が、
    大鷲にさらわれ断崖絶壁の上に置き去りにされました。男がさすがに改心したところ、
    修験者の法力により蛙の姿に変えられて救われ、その後、蔵王権現の前で修法し、
    人間に戻されたと言い伝えられています。
    この行事の主人公である蛙は、人間が青いぬいぐるみを着たもので、
    蔵王堂の仏前にかしこまって修法をしますが、その動きは大変ユーモラスでほほえましいものです。

◇7/16 10:00~ 白毫寺「えんまもうで 」 
 閻魔王の縁日に無病息災を祈る行事。
 ご住職直筆のうちわが配られる。(無くなれば終了)
 拝観料:400円
 問合せ:白毫寺(tel 0742-26-3392 )

◇7/17 17:00~ 法華寺「蓮華会式(れんげえしき)」 
 本尊十一面観音を供養し、夏の疾病の厄除け祈願をする法要。
 奈良時代から伝わる。
 問合せ:法華寺(tel 0742-33-2261)

◇7/17 10:00~ 天河大辨財天社「例大祭」
    11:00~採燈護摩 13:00~能舞台において能楽を奉納
 問合わせ:天河大辨財天社(tel:0747-63-0558 )

◇7/23 伝香寺「地蔵会 着せ替法要」  
 裸のお地蔵さんとして知られる秘仏地蔵菩薩立像が特別開扉。
 衣の着せ替えは何よりの供えとして
 興福寺の妙法尼が母の菩提を弔うため1228年より始められた。
 ※通常は事前連絡をしての拝観だが、7/23と3/12のみ特別開扉のため事前連絡不要で拝観できる。
 問合せ:伝香寺(tel 0742-22-1120)

◇7/23,7/24 19:00~ 帯解寺「子安地蔵会」 
 安産祈願のお寺として知られる。
 本尊の子安地蔵は鎌倉時代の寄木造。(重要文化財)
 問合せ:帯解寺(tel 0742-61-3861)

◇7/23 14:00~ 當麻寺「蓮華法会と写仏会 」
 中将姫が當麻曼荼羅を織り上げた日に因み、曼荼羅完成を祝う行事。
 中之坊写仏道場の當麻曼荼羅の前で、伝統の法会が営まれます。
 美しい絵天井の下で、蓮華法会のゆるやかな声明・読経の声を聞きながら
 「写仏」をすることができます。
 写仏の参加費
 ・初めての方:2000円+拝観料500円<写仏筆・写仏用紙・記念色紙つき>。
 ・2回目以降の方:1000円<拝観料込・練習用紙つき>(用具、用紙は前回使用のものを持参)
 問合せ:當麻寺中之坊(tel:0745-48-2001)

◇7/28 東大寺「解除会(げじょえ)」 
 大仏様の前に茅草で作った約2mもの茅の輪が設けられ、東大寺の僧侶がこれをくぐって 
 盧舎那仏に夏越しを祈る法要が行われる。法要は8:00~9:00。
 茅の輪くぐりは8:00~15:00
 拝観料:500円

◇7/28~7/29 畝傍山口神社「でんそそ祭」
 問合せ:畝傍山口神社(tel:0744-22-4960)

<<イベント>>

◇7/18~9/27 19:00~22:00(9月は18:00~22:00)「ライトアッププロムナードなら
 奈良公園内のライトアップ、今年は開催期間が例年と違って大幅に短縮変更されていますよ。
 期間が7/18~9/27のところは、東大寺・奈良国立博物館本館・春日大社一の鳥居・奈良県新公会堂・
 仏教美術資料研究センターの各所です。
 期間が短くなったなと思いきや、通年を通してライトアップされている所が増えています。
 猿沢池・興福寺五重塔・浮見堂・朱雀門の各所は年中ライトアップされていますよ。
 昨年のライトアップの記事はこちらに→  

トップの写真は喜光寺の蓮の花。(撮影は昨年6月)

2009年6月23日火曜日

美術散華をお土産に☆



今日は「美術散華保存会」の会合がありました。

奈良が誇る素晴らしい美術品であり、奈良独自の文化である「美術散華」を
もっと多くの方々に知ってもらいたいと、今回ちょっと素敵なアイデアで商品化されたものが
お披露目されましたので、ご紹介いたします。

これです!→ 

こちらの散華は、お寺で法要のために撒かれる散華ではなく
広報を目的として作られたもので、題して「なら散華」。
3枚一組になっていて、2種類の散華が作られています。

上の写真では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、3枚一組としてではなく
1枚ずつを、絵葉書として利用できるように作られています。
付属についている宛名シールを、透明封筒に貼って80円切手で手軽に郵送することができるのです。
幸せを招くと言われる散華・・・。親しい方へのプレゼントとして、きっと喜んでいただけるのでは?
勿論、お手紙としてではなく、小さな美術品として手元に置いておかれるのもいいですね。

例えば、こんな風にとか ↓

     
          

ところで・・・広報・販売目的として作られたから、お土産品的なレベルかな?と
思ってしまわれないように、ここで、ちょっと詳しくご覧いただきましょう。

 画・重岡良子画伯
こちらは大矢十四彦画伯・画 

いかがでしょうか?金粉や銀(雲母の粉らしいです)の風合いが、印刷されたものとは思えない美しさで
岡村印刷工業さんの高い技術力に裏打ちされた素晴らしい出来上がりです。
ポストカードとして使うのが勿体ないと思いつつ、こんなお手紙をいただくときっと感激しちゃうでしょうね!
奈良倶楽部でも早速、取り扱いさせていただくことになりました。一枚210円です。
素敵な奈良みやげができて嬉しいです。

冒頭の写真の散華は中宮寺の散華。大矢十四彦画伯によるもの。
このような、お寺での法要で使われる美術散華は、そのお寺と奈良国立博物館のミュージアムショップで
販売されています。(奈良博ミュージアムショップで販売されているものはお寺の許可を得たもの。)
「美術散華保存会」ではこれまでに14寺社の散華を作成し、現在8寺の散華を作成中。7寺が交渉中ということです。
まだまだこれからも散華収集の楽しみが続きます。

参考>>奈良倶楽部通信の、美術散華についての過去記事はこちらに→
美術散華保存会のサイトはこちらです→

2009年6月20日土曜日

菩提樹と沙羅双樹


     
          
                
菩提樹は大仏殿西の回廊に。かなり大きな木なのですぐわかります。
くんくんと、甘い香りが風に運ばれて、そこはかとなく匂っています。


        
沙羅双樹は、東大寺戒壇院にて。入ってすぐ左に小さい木があります。

どちらも東大寺境内にて。こちらこちらで教えていただきました。

2009年6月19日金曜日

ふだんの奈良国立博物館

   ↑ ↑
東大寺まで出かけてあと、少し時間があったので奈良博まで足を延ばしました。
「菩提樹や沙羅双樹がちょうど今、見頃に咲いているよー」とメールを下さったしをんさんから
「奈良博の平常展にて、先日ふたりで訪れた額安寺ゆかりの逸品が出陳されている」との情報。

これは見にいかなくっちゃ。この日は東大寺も博物館も「友の会」の年間パスポートを多いに有効活用です。
額安寺に由来する『聖徳太子像』『道慈律師像』もさることながら、
西新館、最後の展示室の最後の場所に展示してあった『牛皮華鬘』や『透彫華鬘』
博物館のサイト「今日見られる国宝」のページの工芸の欄に写真あり。)にうっとり。

今は特別展もしていない時期なので、ひっそりしているかと思いきや、なんのなんの。
それほど混んでもいませんでしたが適度な人出で、皆さん、好きなものをゆっくり楽しんで鑑賞されている。
そんな雰囲気の博物館で過ごす午後のひととき。目にも心にも贅沢な時間でした。

22日からいよいよ取り壊しが始まる「日吉館」の前を通っての帰り道。
田村キヨノさんへの敬意と、そして同じ宿泊業を営む身として心の中でちょっとした想いを呟きながら
仕事場に戻ったのでした。

 正倉院横の小径

2009年6月18日木曜日

「なら燈花会」サポーター募集のお知らせと、県庁屋上から「大文字送り火」



ちょっと気が早いかもしれませんが「なら燈花会2009」の話題です。
町内会の回覧板にて、今年もボランティア募集のお知らせが回ってきました。

<<燈花会の点灯準備から消灯、カップの回収までのお手伝いをして下さる方を募集中です>>

募集人数:毎日300名(10日間で3000名)
第一次締め切り:7/5(日) 最終締切日:7/20(月)

<<参加要綱>>

開催期間:8/5(水)~8/14(金) 点灯時間:19:00~21:45
受付時間:16:00~17:00までに受付を済ませてください。
活動時間:17:00頃~22:15頃
※お手伝いいただく会場は当日のご案内になります。
※軽食が用意されます。
※交通費は自己負担です。
※16歳未満の方は保護者同伴です。
※手荷物の管理は各自でお願いします。  その他、詳細はこちらに。

今年は初めて、夜遅い時間(二部)のサポーターも募集されます。
これだと、お仕事帰りにもお手伝いできますね。
こちらは、受付時間が20:00です。ただし、8/7(金)8/8(土)8/9(日)は二部の受付は行いません。
※二部からの受付の方には軽食の用意はありません。

昨年、燈花会に出かけた私は、ひょんなことからサポーターさん達に交じって
点灯準備のお手伝いをちょっとだけさせてもらったのですが。(当日の準備の様子はこちらに。)
これ、けっこう楽しいのです。ただぼーっと眺めて楽しんでるよりは、ずっと愉しかったです。

お問合せは「なら燈花会の会」事務局まで。(10:00~16:00 土・日・祝休み)
tel:0742-21-7515 fax:0742-21-7520 サポーター専用tel:090-4278-0039
HPにも詳細が掲載されています。

こんな情報もあります☆

<<県庁舎屋上での奈良大文字送り火鑑賞会>>

8/15の20:00に高円山の大文字が点火されます。
奈良県庁の屋上からも鑑賞できますが、入場は申し込み制です。

募集要綱

・往復はがきにて申し込み。一通で2人入場できます。
・締め切り:7/10必着。定員300名(応募多数の場合は抽選)
・入場は19:00から19:40の間に。終了は21:00。
・往復はがきの宛先は
 〒630-8501 奈良市登大路町30 奈良県庁 県管財課まで。
・お問合せは、県管財課(0742-27-8406 )
   

2009年6月17日水曜日

懐石料理「かこむら」

またまた美味しいお店を開拓しましたよ。
素敵なライフスタイルから、この方のお奨めなら美味しいに違いないと、教えていただいて予約をしました。

お店に行ったのはつい先日。学生時代の友人達と小さな集まりでした。
幹事役の私が友人達に感謝されるくらい。結果は、大当たり!◎二重丸です。

誰ですか?「奈良に旨いもの無し」とか言ってる人は。
旨いもの、美味しいものイッパイありますよ!って大声で言いたいですね。

雑居ビルの2階、小さな間口のお店「かこむら」は、私達がよく行く「鬼無里」の並びにあって
教えていただくまでは、ほとんど気が付かないで素通りしていました。
こんなところに、こんな本格的な懐石料理を提供するお店があったなんて!


最初に供された八寸に感嘆の声!
椀物には鱧が。
    鮪と白海老のお刺身。
       目板鰈と野菜の掻揚げ。
          美味しさに夢中ですっかり写真に撮るのを忘れたのです^^;
食べ終わってから証拠写真みたいに器だけ撮りましたが、たしか冷麦だったような気がします。
              梅紫蘇ご飯とお味噌汁、香の物。
ご飯のあとにデザートもつきますが、また撮り忘れ。

ご主人のお名前が、水主村と書いて「かこむら」さん。奈良の菊水楼で約10年修業された方です。
ご実家が、広島県呉市で漁師されているそうで、毎日新鮮な魚が直送されてきます。
本当にお魚はどれもこれもプリプリ新鮮で美味しかったです!

私達がいただいたのはお昼の3500円のコースです。このお値段でこの内容!そしてこのお味!
夜の5000円のコースの内容が気になるところですが、お尋ねしましたら、お昼のこのコースに
プラス1~2品がつくそうで、これは早々に夫と夜にもう一度行かなければと思っています。
リピートしたくなる美味しさ!楽しみだなぁ♪

懐石料理「かこむら」

住所:奈良市角振新屋町10
   (三条通と小西通の交差点・モスバーガーが1Fにある映画館の角を南に入って東側に 
    コインパーキングがあり、その2階。)
tel:0742-24-1070
定休日:水曜日と木曜日のお昼
営業時間:お昼(12:00~14:30)前日までの要予約 3675円と5250円のコース 
      夜 (17:30~LO21:00)夜は予約不要 5250円・7350円・10500円・12600円の各コース  
カウンターの他に、お座敷・個室もあります。夜が予約無しでもOKというのが嬉しいですね。

2009年6月14日日曜日

木津川べりサイクリングロード

久しぶりの自転車です。
夫と一緒だと本当にハードできついのでサイクリングを二人で楽しむのをずっと遠慮してましたが
まぁ、たまには付き合ってあげようと思ったのが甘かった・・・。

木津川べりのサイクリングロード。木津の泉大橋から八幡の御幸橋まで片道25km。往復50km!
行ってきましたがな。走ってきましたがな~。

はっきり言ってサイクリングって孤独ですよね。二人で走っていても、ただひたすらペダルを漕ぐだけ。
黙々と漕ぐだけ。。。

おっと、書き出すと文句が止まらなくなりそうなので、文章はこのへんで。
サイクリングロード沿いの早苗田の風景に癒されてました。


   
       
            
                
         


       ←これが流れ橋。

      


京都からだと終点が木津川市になるのですが、ここから奈良市内まで続くサイクリングロードが
整備されれば、京都と奈良を自転車で走れて面白いのになぁと思いました。

文句ばかり言ってますが、往復4時間弱、一生懸命に自転車を漕いだ甲斐あって
身体中の筋肉が随分締まってました。やったー♪

2009年6月13日土曜日

生駒郡安堵町「富本憲吉記念館」へ。

時を経ても なお。富本憲吉作品は今もってモダンで斬新、そして洒落ている。



近代陶芸の巨匠・富本憲吉の生まれ故郷、奈良県生駒郡安堵町にある「富本憲吉記念館」へ行ってきました。
大好きな作品を鑑賞するのは勿論だけれど、作品が発する「気品」というか「品格」が
いかにして生まれて醸造され昇華されたのか・・・。

絵を描くのが好きなので、私はどちらかというと作陶された器形よりも
そこに施された模様の方に、つい目が行きます。特に大好きな模様である
「四弁花連続模様」や「羊歯の連続模様」など、同じモチーフを連続させた草花模様を見ると
大仰な言い方ですが、いつも『神は細部に宿る』という言葉を思い出すのです。
それほど”完成された美”というものを、そこに感じてしまうのです。

生まれ故郷の大和の美しい自然が育んだと言われる富本芸術。
自然と対話することで生み出されたという美意識の源泉が、この奈良の地にあるというのは
同じ奈良県人としてとても誇らしいことです。

少しわかりにくい所にあって、私自身が今まで行きにくい所と勝手に敬遠していたのですが
一度行ってみて、もうこれでお客様にも(地図上でですが)ご案内できると思います。
法隆寺方面までお出かけでしたら、是非こちらも立ち寄り処に加えてみてくださいね。

ご一緒に同行して下さった、しをんさんの日記に、詳しくわかりやすい「富本憲吉記念館」レポが
書かれていますので、合わせてご参考にしていただければと思います。


     
富本憲吉が実際に過ごしたという離れ屋。
 富本デザインの浴衣地を屏風に仕立てたもの。
富本デザインの図案を軸装したもの。

「富本憲吉記念館」

住所:奈良県安堵町東安堵1442
tel: 0743-57-3300
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日・8月1日~10日、12月21日~1月4日
料金:大人700円・中高大生500円・小学生200円
交通:車で 西名阪自動車道法隆寺ICから約3km、約7分。無料駐車場有り。
交通:公共交通機関  JR法隆寺駅から「かしの木台1丁目」行きバスで約8分、東安堵下車、徒歩約5分。

メモ:富本憲吉(明治19年~昭和38年)日本を代表する陶芸家であり、昭和30(1955)年には色絵磁器の分野で
第1回重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定されている。