2009年6月23日火曜日

美術散華をお土産に☆



今日は「美術散華保存会」の会合がありました。

奈良が誇る素晴らしい美術品であり、奈良独自の文化である「美術散華」を
もっと多くの方々に知ってもらいたいと、今回ちょっと素敵なアイデアで商品化されたものが
お披露目されましたので、ご紹介いたします。

これです!→ 

こちらの散華は、お寺で法要のために撒かれる散華ではなく
広報を目的として作られたもので、題して「なら散華」。
3枚一組になっていて、2種類の散華が作られています。

上の写真では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、3枚一組としてではなく
1枚ずつを、絵葉書として利用できるように作られています。
付属についている宛名シールを、透明封筒に貼って80円切手で手軽に郵送することができるのです。
幸せを招くと言われる散華・・・。親しい方へのプレゼントとして、きっと喜んでいただけるのでは?
勿論、お手紙としてではなく、小さな美術品として手元に置いておかれるのもいいですね。

例えば、こんな風にとか ↓

     
          

ところで・・・広報・販売目的として作られたから、お土産品的なレベルかな?と
思ってしまわれないように、ここで、ちょっと詳しくご覧いただきましょう。

 画・重岡良子画伯
こちらは大矢十四彦画伯・画 

いかがでしょうか?金粉や銀(雲母の粉らしいです)の風合いが、印刷されたものとは思えない美しさで
岡村印刷工業さんの高い技術力に裏打ちされた素晴らしい出来上がりです。
ポストカードとして使うのが勿体ないと思いつつ、こんなお手紙をいただくときっと感激しちゃうでしょうね!
奈良倶楽部でも早速、取り扱いさせていただくことになりました。一枚210円です。
素敵な奈良みやげができて嬉しいです。

冒頭の写真の散華は中宮寺の散華。大矢十四彦画伯によるもの。
このような、お寺での法要で使われる美術散華は、そのお寺と奈良国立博物館のミュージアムショップで
販売されています。(奈良博ミュージアムショップで販売されているものはお寺の許可を得たもの。)
「美術散華保存会」ではこれまでに14寺社の散華を作成し、現在8寺の散華を作成中。7寺が交渉中ということです。
まだまだこれからも散華収集の楽しみが続きます。

参考>>奈良倶楽部通信の、美術散華についての過去記事はこちらに→
美術散華保存会のサイトはこちらです→