2009年8月30日日曜日

東京へ

奈良倶楽部の夏休み最終日は、趣味の油彩画を出品している「近代美術協会展」へ。
上野の東京都美術館まで見に行ってきました。
  

描いている時はそれで精一杯で、もうこれ以上は描けないと思って出品しているのですが
会場で対面したら、もっとああすればよかったとか、また向上心が湧いてきます。
自己満足ではだめですね。もっと精進しなければと反省しながらも
次はこんな絵を描きたい、こういう表現をしたいと、創造のエネルギーも貰ってきました。
(++ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました++)

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毎年 夏の終わりには、この展覧会だけでなく数日滞在して美術館巡りを楽しんでいるのですが
今年は諸事情が重なって、日帰りでどうにか会期最終日に滑り込めたというような
慌ただしい東京スティでした。

この日の夜に奈良で別の用事もあったので、朝早く出発して開館時間には美術館着。
新幹線の中からメールで呼び出した娘とブランチをして
行きたかった立寄スポットも2軒のぞいて
夕方に奈良へ帰って、氷室神社でライブと、その後の打ち上げ宴会にも参加。

韓国から帰国してから決めた、この日のスケジュールはかなりのハードスケジュールで
我ながらようやるよなぁ・・・と苦笑い。
遊ぶことになると段取りよくメ一杯動き回って
休日にちっとも休息ができないという性格ですものね。

でもまぁ、お盆過ぎまでの仕事多忙期間中は
猛暑に身体を疲れさせてはいけないとどこへも出かけず
ただひたすら体力温存に努めていた毎日だったので
こうして鉄砲玉のごとくいろんな所に出かけられたのが、夏のいい〆になりました。

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行きたかった立寄りスポットは「ヒナタノオト」と「コンランショップ」。
  
「ヒナタノオト」さんのブログ内記事 ”猫帖” が、ちょっとした癒しになっている私。
店主の稲垣早苗さんの著書「北欧の和み デンマークの扉をあけて」に
旅心くすぐられたり。文章の上手さに脱帽したり。好きなお店のひとつであります。

「コンランショップ」では、3年越しに迷っていたお皿を発注してきました。
入荷は年末頃という、まだ先の話ですが、wedgwoodとCONRANがコラボでつくった白いお皿は、
3年の間に探してみた どのお皿よりも、自分自身にストンと納得の形でした。
(++奈良倶楽部の朝食用のお皿になります。楽しみです♪++)

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夜は氷室神社にて下田逸朗さんのライブ。(←夫がファンなのです。)
ここでようやく5日ぶりに夫と対面。
(夫も犬を連れて私が帰国する直前に旅に出ていたのでした。)

神々や仏さまに唄や舞踏を奉納するライブ、というものに初めて参加しましたが
神聖なる場の空気が放つ独特の気配は中々凄いものだと
私の心はかなり遠い時代まで空想の翼に乗って心地よく飛んでいってました。
(・・・東京までの車中、阿倍仲麻呂の時代を描いた「翔べ麒麟」を読んでいたものですから
奈良に都があった時代の王朝人の宴が、目の前で繰り広げられているような気分に包まれて・・・)

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深夜に帰宅して久しぶりに犬とも対面。無心な寝顔を見ていると
普段の何気ない普通の生活の大切さがとても大事に思ってくるのでした。