2009年12月19日土曜日

12月の宿り木





すべての葉が落ちて、ようやくその存在に気づくのですね。
宿り木のりっぱな大木が、奈良公園のあちらこちらで見かけるようになりました。
上の写真の宿り木は、大仏池西側にあるテニスコートのフェンスの向こうに見かけます。

こちらは、大仏池南側に立つ木。一つだけ宿り木がついてます。


こうして宿り木を見つけ出したら、東大寺西門址近くの宿り木を久しぶりに見たくなったので
もう少し歩くことに・・・。

みどりゐ池には氷が薄くはってあった。

先日も散歩中に突然後ろ足が立たなくなって困ってしまった老犬グー。
(しばらく休憩しましたら又歩けるようになりましたが・・・勿論マッサージしてあげながらですが)
何とか、ここまで普通に歩いて来れましたね。

あれ?いつものりっぱな宿り木が無いよ??

 宿り木はこの木だけ。いつものりっぱな木は・・・
びっくり!いつのまにかこんな姿になってました。


以前の姿はこんな風でした・・・。

昨年12月のブログ
より引っ張り出した写真ですが→ 

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この日のお散歩コースは、東大寺境内の西側地域を北から南へ歩きました。

「大仏池西側」→「戒壇院別火坊通り抜け」→「水門町」→「知事校舎」→「東大寺西門址」
ここでUターンして「水門町」の通りに戻り→「東大寺整肢園」→「東大寺西塔跡」→
大仏殿西側「東大寺勧進所」の前を通って→「正倉院」を抜けて帰宅。
(『西』をキーワードに散策をしてみました。)

西塔跡にて、知人のわんこプリンちゃんと出会う。15歳と13歳のお婆ちゃん犬達。


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宿り木は、他の樹木に寄生する植物の方を指すのだけれど
私は、つい宿られている方の大きな樹木の方を思い入れて見上げてしまいます。
大らかで、いつでもどうぞと軒先を貸してあげているような。
宿屋としてもこの大らかさを見習わなくてはと
宿り木ならぬ「宿られ木」に、ついエールを送ってしまうのです。

葉が落ちた冬の樹木。
美しい木々の立ち姿を見つけるのが、寒い季節のお散歩の楽しみの一つです。