2010年2月25日木曜日

東大寺二月堂修二会「お水取り」2010*2月25日の「社参」

「試別火(ころべっか)」から「総別火(そうべっか)」へ。

25日の社参は、開山堂参拝の後に、練行衆は各自の坊に戻って
また夕刻に別火坊へ戻るまでのつかの間のひとときを
文字通り「娑婆の別れ」または「捨火」というそうですが、
『明日からいよいよ総別火で本行にかかるので留守中よろしくといった意味の暇乞をやり、
家族や上下一同が火を一緒にして会食歓談の一刻を持つことができる』(東大寺発行「修二会について」より抜粋)
のだそうです。

26日から始まる「総別火」では、行としての規制がさらに厳しくなり
いでたちも紙衣(かみこ)という紙の衣となり、特定の場所以外では私語も一切禁止となり、
そろっての食事等以外は湯茶も自由には飲めず、所作、作法も厳しくなり、
部屋の外に一つある火打ち石で点火した火鉢以外は一切火の気がなくなってしまいます。
勿論外出などは論外で、部屋から出るときは屋内でさえ白鼻緒のわら草履をはき、
各自一枚所持する「てしま(ござの一種)」の上以外は他の場所に座ることさえできなくなってしまいます。

さて、「試別火(ころべっか)」から「総別火(そうべっか)」へと
「別火」の名称が変わる前の25日の社参は、21日の社参とどのように違うのでしょうか?

順路としては、戒壇院横の別火坊より練行衆の方々が出てこられて
八幡殿・大仏殿・天皇殿を巡拝されるところまでは同じです。
その後、本坊に入られて、今年参籠しない僧侶(娑婆古練)らの出迎えを受け
行の間の寺務を委ねる挨拶「暇乞い」をされます。
二月堂向いの開山堂へ向かう道中、「猫段」「大鐘」「法華堂下の石段」のところで
21日の社参では、平衆によって法螺貝が吹かれますが、25日の社参では吹かれません。

最後に開山堂へ参拝されて、出てこられてから、一同 輪になって一斉に会釈。
そしてさっと、解散です。



ちょうど、最後の開山堂から出てこられるところに間に合いました。(上の写真)

今年の修二会の”追っかけ”(笑)は、中々時間の融通ができずに今日が初めてになります。
昨年一昨年と「修二会こぼれ話」としてブログで書いた内容とできるだけ重ならないようなことを
書いていきたいと思いつつ・・・。
有り難いことに、この時期は本当に忙しくて
今年はどこまで「修二会レポ」をお届けできるかわかりませんが
私自身、取材(?)を離れて修二会を存分に堪能しようと思ってます。
 
練行衆解散のあとの二月堂。




こちらは22日の二月堂の様子。




修二会本行に向けての準備が着々と進んでいました。
春はもうすぐ☆お水取りの間も今日のような暖かな日でありますように!